【生活】産前産後のママを食でサポート!妊産婦さん専門家事代行「ぬちめし」

産前産後のママさんたちは、ホルモンバランスの崩れから体調不良や育児の不安、ストレスなどの問題を抱えがちですよね。

まりさん
妊娠中、つわりがひどくて食欲が出ないばかりか
家族の食事を用意するのもツライ・・・
さつきさん
切迫流産といわれて動けない・・・

 

たっくんママ
出産後、授乳や夜泣きで寝不足つづき。
子育てと家事の両立ができない・・・
 
ちせママ
頼れる身内がいなくてワンオペ育児に疲れた

そんな悩めるママさんのために、産前産後を食でサポートしている元看護師の方のインタビューをしてきました!

産前産後の料理代行サービスって?

産前産後のママさんをサポートする企業が増えています。

専任の料理スタッフが自宅まで来て、その日の朝食・昼食・夕食などの用意や約1週間分の作り置き料理を作ってくれる料理代行サービスもそのひとつ。

産前産後に必要な栄養を考えて、バランスのよい食事を作ってくれます。

食事をないがしろにしてほしくない

今回、お話を伺ったのは、産前産後のママ向けに料理の代行サービスを行う家事代行『ぬちめし』の吉山菜美さん。

吉山さん
産前産後のママさんのために
料理代行サービスをしています。

吉山さんは、元看護師で、ご自身も3人の子育て中のママさんでもあります。

まだ看護師として働いていたころ、次男を出産した直後に、産後うつの状態に陥ったのだそうです。

自身の体調を崩し、泣き叫ぶ子どもにもイライラする日々。

睡眠もろくに取らず、子どもに食事を与えることだけで頭がいっぱい。

自分の食事のことは後回し。

それなのに、看護の現場では、患者に「食事はしっかり取ってる?」と対応する自分に違和感を覚えたそうです。

そんな生活を繰り返すうちに、ついに自身も体調を崩し、看護師のお仕事も休職することに。

休職中は、食事と睡眠を意識した生活を心がけて、体調も回復。

看護師時代、ある患者が言っていた

「仕事の忙しさと、子どもの世話に追われて、あまり食べてない」

との言葉を思い出し、私もあの患者さんと同じような状態だったんだと気付けたのだとか。

改めて、食事を摂ることは大切

との思いに至り、こころ(株)」を立ち上げたそうです

吉山さん
何より、お母さんがきちんと栄養をとらないと、
赤ちゃんに美味しい母乳を作ってあげられない!お母さんが元気じゃないと、
家族も明るく元気に過ごせないじゃない!

 

という吉山さんの言葉に、グサっとくるものがありました。

らぼ
実は、わたしも長男出産のとき、家事に育児にと完璧を求めるあまり
自分の食事や産後ケアをおろそかにしていました。
結果、産後うつになり、乳腺炎でも切開するはめに・・・(涙)
あぁぁ、、、あのころの私に吉山さんのサービスを届けてあげたい。
からだを休めることもママの仕事

「食事づくり」と、ひとことでいっても、その工程はおおまかに分けて4つ。

  • 献立を立てる(家族の好みや栄養バランスを考えながら)
  • 食材の買い物(数日分の食材にトイレットペーパーなどの生活用品も買い込んで大荷物になることも
  • 調理(皮をむく、切るなどの下ごしらえも含む)
  • 片付け(調理器具から食事のあとの食器まで)

料理を作るだけでも、けっこう気力と体力を使います。

そのうえ、妊婦さんなら重たいおなかを抱えながらの作業。

産後なら、小さい赤ちゃんのお世話をしながら同時進行ですすめなければいけません。

かなりの重労働だし、当然、時間だってかかります。

吉山さん
そんなお母さんたちを
わたしが
食事の面をサポートすることで
少しでもお母さんの休める時間を増やしてあげたいんです。

吉山さん、女神に見えてきましたよ(泣)

らぼ
よく「妊娠は病気じゃない」と言いますよね。
だから私も、生んだらすぐに動けると誤解していました。

 

吉山さん
妊娠中10カ月かけて変化した体は、産後の1~2ヶ月かけて元に戻ります。

子宮が元に戻るための収縮で「後陣痛」と呼ばれる痛みを伴う場合もあります。

産後は、悪露(おろ)と呼ばれる出血も数週間続きます。

母乳の源だって血液です。

上からも下からも血液抜かれながら、2時間おきにオムツ替えて、炊事、洗濯、掃除をこなさなければいけません。

そんなの、お母さん1人でやりきるのはブラックすぎませんか・・・。

私も「全治3ヶ月!!絶対安静!!っていう診断書欲しい」と思うくらいフラフラでした。

産んだら終わり、ではないのです。

だからこそ、この時期のお母さんはムリせず、体を休めることが大切です!

授乳などお母さんにしかできないこと以外は、周囲を頼りましょう♪

吉山さん
産前産後はパートナーや家族の理解と協力がもちろん必要ですが、
それが難しい場合は、私たちのような料理代行や家事ヘルパーなど
外部に発注できるところは、どんどん利用してください!

吉山さんは、元看護師さんということもあり、医学的な知識も豊富。

食事を作りながら、依頼者のママさんたちの体調面や精神面のケアも欠かせません。

お子さんについての育児相談にも気軽にのってくださるのが何とも心強い!

利用方法は?

料理代行サービスの依頼の流れから説明します。
吉山さんが運営する『ぬちめし』さんへの依頼の流れは下記のとおり。
他の家事代行、料理代行サービス業者もだいたい同じような流れをとっています。

●依頼の流れ

①電話やメールで依頼

②お客様の体調や味の好み、アレルギーの有無、調理環境やご要望などを確認しながらヒアリング
③サービス
ご自宅の冷蔵庫に食材がなくても大丈夫!
食材が足りない場合は、代わりにお買い物も行ってくれます♪
吉山さん
※お買い物サポートはサービス料金に含まれてませんので、
ご希望の方は申込時にお伝えください。

●調理の技術と知識

看護師免許だけでなく、中医薬膳指導員、卵や乳製品を使用しないナチュラルスイーツの認定講師の資格を持つ吉山さん!
栄養学や、薬膳の知識をおりまぜて献立を提案してくれます!
妊娠中で悪阻(つわり)が辛い場合は、ママの体調をカウンセリングして食べれそうな献立を提案。
妊婦であれば妊娠週数、産後であれば産後に必要な栄養を考えて料理を作ってくれるのです。

料金は?

家事代行『ぬちめし』さんの料金システムは以下の通り。

妊産婦専用・家事代行『ぬちめし』
【初回限定】出張ごはんサポート

時間:180分
価格:
13,200円(税込)
※浦添市から10kmを超える場合出張費別途500円
エリア:沖縄本島

ただ、『ぬちめし』さんのサービスは、吉山さん1人で運営されているため沖縄限定となります。

詳しい内容は、『ぬちめし』さんの公式HPでご確認ください。

ぬちめしHP

作り置き料理って、どんなの?

自宅のキッチンを使い、料理を開始してから3時間ほどで、10~13品ほどの作りおき料理が完成♪

保存容器は、各ご家庭で準備していただきます。

写真は、3~4日分の量です。

どれも全部おいしそうですね。

手際よく料理をつくりながら子育ての悩みも聞いてくれる吉山さん。

料理のおいしさはもちろん、吉山さんとおしゃべりする時間が楽しくて、と依頼するリピーターさんも多いのだとか!

核家族、共働き、転勤などで孤独に子育てしているママさんたちが増えるなかで、こうした代行サービスの需要が高まるのも納得です。

まとめ

吉山さんもおっしゃっていたように、産前産後のママにとって大事なことは、「休める時間」をいかに確保できるかです。

ママが無理して体調を崩してしまっては元も子もありません。

料理代行、家事代行サービスなどを上手に利用して、産前産後のからだを休めましょう。

《取材協力》
◆家事代行『ぬちめし』
公式HP https://www.nuchimeshi.com

問い合わせ先
☎︎090-9593-8862
(9時〜16時 土日祝日 定休日)

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