最近は万が一、子どもが口に入れても大丈夫な素材ということで、小麦粉や米粉でつくられた粘土が人気ですよね。
安心安全な素材でできた粘土とクレヨンまとめはこちらから☟
かのパブロ・ピカソは「子どもは誰でも芸術家だ」といいました。 色彩感覚や表現力を高めるお絵描き、そして自由に造形できて創造力を育む粘土あそびは、子どもたちが生まれながらに持つ想像力を育み、手先を鍛えることにもつながります。 しか[…]
折れたクレヨンを復活させる方法はこちらから☟
春休みや夏休みなど長期休暇に入る前に、子どもたちはお道具箱を持ち帰ってきます。 消耗している文具は、新学期に備えて補てんしておく必要がありますよね。 そのなかで、買い替えのタイミングに困るのが「クレヨン」ではないでしょうか。 […]
柔らかい触感の小麦粘土は、手作りすることも可能ですが、カラフルなものが100円や300円ショップでも手軽に購入できるので、我が家でも重宝しています。
100均では、型抜きも充実しています。
ダイソーの12色入り小麦粘土は、フタの部分でも型をとることが可能。
色を混ぜ合わせて使うこともできるので、創作の幅も広がります。
ただ問題なのが、子どもが片づけずにしばらく放置していると、すぐに固くなってしまうこと。
容器に入れて片づけても、翌日にはカチンコチンなんてことも。
小麦粘土は、空気に触れていると硬くなってしまう性質があり、油粘土に比べて保存期間も短いのです。
「100円だからまた買ってもいいけどモッタイナイな」と思っていたら、小麦粘土を復活させる方法がありました!
小麦粉粘土とは
小麦粉粘土は、小麦粉、水、食塩、油で作られた粘土です。
なんでも口に入れてしまう幼児のおもちゃとしても、小麦粉粘土は材料が食品なので安心です。
「1歳からでもあそべる」と書かれていることもありますが、大きく丸めた小麦粉粘土を口に入れてしまう危険性があります。
なんでも口に入れるのが好きな乳幼児期に与えるおもちゃとしては、まだ早いかなという印象です。
遊ぶ際には、喉に詰まる心配のない大きさにしたり、常に横で見守るようにしましょう。
また、小麦アレルギーのある子どもが使用すると、アレルギー症状が出てしまうので小麦粉粘土を使用しないよう注意してください。
小麦粘土は、100円ショップなど市販で購入することができますが、家庭でも簡単に作れます。
材料
- 小麦粉 ・・・300g
(小麦アレルギーの場合は米粉でも可) - 水 ・・・適量
- サラダ油 ・・・一滴~数滴
- 塩 ・・・・少々
- 色をつけたいときは食用色素や絵の具を使います
油は、つやだし効果やまとまりをよくするためのものなので、お好みで入れなくても大丈夫です。
塩は防腐剤の役割になります。
色をつけたい場合は、食紅や青汁パウダーなど食品に使用する着色料を使用すると安心です。
作り方
- ボウルに小麦粉と塩を入れて混ぜる。
- 油を入れる場合は加えて混ぜる。
- 硬さを確かめながら、少しずつ水を加えこねる。
- 色をつける。
すべての材料をボウルに入れて、混ぜ合わせるだけなので至ってシンプルです。
火も使わないので、子どもと一緒に作る過程も楽しめます。
ぜひ試してみてください。
硬くなった粘土を復活させる方法
小麦粘土は食品からできているので、口に入れても安全という面がある一方、長期間保存するのには向いていません。
ですが、この保存方法を知れば、上手く長持ちさせることができます。
用意するもの
- 乾燥してカチンコチンの粘土
- 水
- キッチンペーパー
※(ウエットティッシュや濡れた布巾でもOK) - 密閉容器(ジッパー付きの袋でもOK)
遊んでいるうちに粘土が乾燥してきたら、水を少量ずつ加えて混ぜ合わせるだけで柔らかさが復活します。
水分が多いと粘土がやわらかくなりすぎてベチョベチョになって遊べなくなるので、少量ずつ加えて下さい。
保存方法
粘土あそびが終わったら、キッチンペーパーに水を含ませて、小麦粘土を色ごとに包みます。
濡れ布巾でも良いと思います。
私は今回は、キッチンペーパーとウェットティッシュを使いました。
さらにラップで包み、密封できる容器やジップロックのようなジッパーが付いた袋に入れて保存します。
一度触った小麦粘土は、雑菌が含まれているのでカビが生えることもあるため、保管場所は冷蔵庫がおススメです。
乾燥した粘土も、1日置くと柔らかい粘土になっています!
こうして保存しておけば、また遊ぶことができますね。
注意すること
失敗から学んだ点を3つほど記しておきます。
水分量
まず、ひとつは水分量。
水分が多すぎるとビチョビチョになりますが、少なすぎてもパサパサです。
適度な水分量は、粘土の量や乾燥具合にもよるので、こねながら調節してください。
ペーパーがひっつく
この保存方法、翌日に使う分には何の問題もありませんでした。
しかし、数日、粘土あそびをしない日が続くと・・・
キッチンぺーパーで包んだほうは、紙が乾燥してカピカピになり、粘土にひっついていました。
ひっついた紙を粘土からはがすのは少し手間がかかったので、何日も放置しないほうが良いです。
色を混ぜたカラー粘土は元には戻らない
100均でも8色入りや12色入りなど、カラーバリエーションが豊富な小麦粘土。
カラーの小麦粉粘土は、色の混ぜ合わせることで創作の幅が広がって楽しいのですが、一度混ぜるとはがすことができません。
あまり色を混ぜすぎると黒っぽくなります。
気になる方は、遊ぶときも、保存するときも、単色ずつ色ごとに包んで保存してください。
さいごに
すぐに乾燥してダメになってしまう小麦粘土。
でも、水を加えるだけ! ウエットティッシュで包むだけ!と実に簡単な保存の仕方しだいで、長持ちすることがわかりました。
しかも、小麦粘土だけでなく、米粉粘土や寒天粘土が硬くなったときにもこの方法で長持ちさせることができます。
- 手作りの小麦粘土・・・1~2日
- 手作りで塩を加えた場合・・・3~5日
- 市販の小麦粘土・・・約1ヶ月
ただ、この方法で保管した場合でも、手作りした小麦粘土は長く持ちません。
塩を加えることで防腐剤になりますが、それでも3~5日を目安に処分したほうがよさそうです。
市販の小麦粘土なら約1ヶ月持ちます。
でも、カビが生えたり、臭いがあったり、少しでも気になる点があれば捨てましょう。
子どもが口に入れる可能性もあるものなので、使用前には必ず状態を確認してから遊んでくださいね。