【あそび】ダチョウの卵でドッキリ!3歳児に「恐竜の卵」と言ったら信じる?信じない?

突然ですが、このサイトをご覧のあなた、ダチョウの卵って見たことがありますか?

めちゃくちゃデカいんですよ。

 
らぼ子
実はわたし、ダチョウの卵に乗ったことも、
食べたこともあります(笑)

ダチョウのたまごの大きさは?

どのくらいデカいのかっていうと、直径約15~16cmほどあり、重さ約1.5kgにもなる世界最大の卵なんです。
親となるダチョウが、体高230㎝、体重100㎏を超える巨大な鳥なんですね。
その巨大な親鳥が、上に乗って温めて孵化させるわけですから、卵の固さも尋常じゃないわけですよ。
大人が乗ってもビクともしません。
なので、わたしも乗ってみました。割れませんでした。
 
らぼ子
沖縄には「ダチョウらんど」という動物園があって、
わたしは学生時代、そこでダチョウの卵に乗せてもらい、
さらに割って食べるという体験をしました。

ダチョウのたまごの目玉焼きの値段は?

沖縄にある「ダチョウらんど」では、隣接するレストランでダチョウ料理も食べることができるのですが、私はそこで「ダチョウの卵の目玉焼き」を食べたことがあります。
値段は、7000円!
目玉焼きで7000円って、高っ!!て思うかもしれませんが、20人前くらいあります(笑)
おひとり様やご家族だけでは、なかなか食べきれない量なので、ノリのいい団体客にオススメです。
私も大学時代にゼミのみんなで食べたので、完全に「学生のノリ」で注文した感じです。

ダチョウのたまごの味は?

目玉焼きを注文すると、目の前のテーブルに用意されたのはホットプレート。
大人が乗っても割れない卵を、どうやってこのホットプレートに落とし入れるのかというと、ハンマーで叩き割るのです。

味は、鶏の卵よりも淡泊で、そんなに美味しくはなかったと記憶しています。

※あくまで個人の感想です。

なんなら、めちゃくちゃ臭いです。(※あくまで感想です)
そうだ!ドッキリを仕掛けよう

そんなダチョウのたまごに、思い入れのある私。

子どもたちと一緒に『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』のDVDを鑑賞しているときに、ふと思いました。

 

いつもはドラえもんの道具を借りないと何もできないのび太君ですが、この映画ののび太君はひと味ちがいます。
ある日、ティラノサウルスの化石を自慢してくるスネ夫に対抗して、「恐竜まるごとの化石を発掘する!」と宣言するのび太くん。
ドラえもんの道具ではなく、自分で本を読みあさって勉強し、古い地層を掘りまくり、ほんとうに恐竜の卵の化石を掘り当ててしまう、というところから物語は動き出し‥‥

ウチの子どもたちも、のび太君のように大きな恐竜の卵を掘り当てることができたら、どんな反応するだろう。

きっと「恐竜の卵を発見する」体験は、子どもの想像力の糧となり、一生忘れない思い出となるに違いない!

そう思った私は、ダチョウのたまごを恐竜のたまごに見立てて、子どもたちに発見させるドッキリを仕掛けることにしました。

ダチョウのたまごって売ってるの?

早速、鳥類最大といわれるダチョウの卵を探しました。

ネットにはこんなものまで売っているんですね(笑)

生卵で5000円前後、卵の殻だと2000円前後で値段で販売されていました。

(高いものは1万越えでしたが)

最初は生卵で購入して、あの重量感や乗っても割れない頑丈さを子どもたちにも体験させたい!と思っていました。

でも、その後の処理のことを考えると・・・「残りは家族でおいしく頂きました」というわけはいきません。

なにせ、普通の鶏の卵20~30個分ともいわれる量です。

大学時代のゼミのメンバー20名ほどで食べた量を到底、ウチの家族だけでは食べつくせません・・・・

しかも、結構臭い。(←何度もいうw)

●卵を購入する

いろいろ思い出すと、後処理が面倒だという結論に至り、今回は殻だけを注文することにしました。

穴の大きさによって、金額がたいぶ違ってくるようです。

「エッグアート」をするために購入する方がほとんどらしく、穴が小さいほど金額が高くなるみたいですね。

でも私が求めているのは恐竜っぽさなので。(笑)

恐竜が生まれてきた感を演出できそうな「Cタイプ」にしました!

500円で、子どもに夢と希望と想像力が与えられるなんて素敵♪

ワクワクしながら、購入ボタンをポチポチしてみたら、

商品より送料のほうが高くつきました・・・(´;ω;`)

沖縄あるあるです。

まぁ、それでも生卵を買うより安くついたので、「想定内の出費・・・」と自分に言い聞かせて商品の到着を待ちました。

●卵の到着!

数日後・・・

段ボール箱が届きました。

商品は、しっかりと梱包されています。

取りだしてみると・・・

殻の厚みのすごいこと!

殻の厚さは約2mm、卵膜に至っては、「これコピー用紙じゃね?」ってくらいの硬さでした。

ニワトリの卵と比較すると、この大きさです!!

 

さて、ひとりで興奮して、写真撮りまくっている場合ではありませんでした。

目的は、3歳の次男にこの卵を発見させることなのです。

いよいよ、ドッキリしかけちゃうよ!

さっそく、バッグに卵を忍ばせて、次男をいつもの散歩に誘いました。

次男は、虫が大好きで、休日はいつも「冒険」という名の「散歩」に出かけては虫捕りをしているのです。

逆に、長男はインドア派で、虫も苦手なので散歩には付き合ってくれません(;´∀`) 

今回も家でレゴブロックやりながら、お留守番です。

ドッキリのターゲットが弟だけなのは、そのためです(笑)

山とまではいきませんが、それでもまだまだ自然が多く残る田舎なので、卵の隠し場所には困りません。

恐竜が出てもおかしくなさそうな茂みまでやって来たところで、

次男が虫探しに夢中になっている隙に、バッグから卵を取り出して茂みのなかに置きました。

しばらく、虫探ししていると、「何、あれ?」と気づいてくれました。

私も「なんだろね?」と言うと、

「触ってもいい?」と確認してくる次男。

めっちゃ、見てる。

めっちゃ覗き込んで、見てる!(笑)

3歳児の反応は?

本当に不思議そうに「なんだ、これは?」というリアクションでした。そこで私が、

 
らぼ子
なにかの卵じゃない?ここから何か生まれたんじゃない?

と誘導すると、すかさず

 
ちびらぼ(次男)
そうだ! これ恐竜の化石のたまごだよ!
ぜっったいにっ!!
 

と、だんだんとテンションが上がってきた次男。

ドラえもんを観たばかりだったこともあり、「恐竜の化石のたまご」というワードがすぐに繋がったようです。

「化石」の状態ではないけどな・・・と心のなかでツッコみつつ、

 
らぼ子
え、じゃあさ、ここから恐竜が生まれてきたってこと?
 
ちびらぼ
うん!ぜったい、そう!
恐竜の赤ちゃん、この辺にいるんじゃない?さがそう!

思ったとおり、大興奮です!!!

 

しばらく探索しても、恐竜は当然見つかりません。

とりあえず卵を家に持って帰って、お兄ちゃんに見せようということになりました。

家の前には、ちょうど長男を誘いに来た近所のお友達がいました。

次男は、さっそく発見した卵を自慢しはじめました。

 

 
ちびらぼ

あのね、いまね、でっかい恐竜のたまごの化石みつけたんだよー!
いがぐり君
(小4)
恐竜のたまご!?みせて~、みせて~!
えっ、、、なにこれ!?本物???ぜったい作り物だよ!紙みたいの入ってるじゃん。

 

 
ちびらぼ
ホンモノだよ!あっちの森で拾ったんだから!!
これ、宝物にするんだー!

さすがは、小学生。

この年頃になると「作り物」という疑いの目から入ります。

私が今回のドッキリターゲットを次男だけにしたもう1つの理由がここにありました。

長男は、今年小学校1年生に上がったばかりではありましたが、それなりに知識も豊富になってきたので、簡単には信じないと思ったからです。

「夜になったらおもちゃが動くんだよ」というような話を信じるのは、おそらく4~5歳(年中~年長さん)までがギリかな~って感じがします。

近所の小学4年生も、私が「紙みたい」と思った卵膜を指さして、「ほら、ココ!紙だよ!やっぱ作り物だ!」と指摘しました。

すごい観察力です。

しかし、たまご自体は本物なので、私が次男を援護する形で、揺さぶってみることにしました。

 
らぼ子
この紙みたいなものは、卵膜っていうの。
ゆでたまごの殻をむいたときさ、薄い皮の膜があるのみたことあるでしょ?あれだよ。

 

 
らぼ子
だから、この卵は本物なんじゃないかな?

私が、説明すると、「卵は本物である」ということには納得してくれました。

でも、やはり「恐竜の」という点が、腑に落ちなかったようで今度は、「何の卵か論争」が勃発しました(笑)


いがぐり君
(小4)
でも恐竜って、絶滅してるんだよ。
作り物じゃなかったら、いま生きてるなかで1番大きい生物のたまごってこと?

いがぐり妹
(小2)
じゃあさ、鳥のたまごじゃない??鳥って、たまご産むし!

 

ちびらぼ
ちがうよ、恐竜のたまごの化石なの!
いがぐり妹
(小2)
きっと、大きい鳥のたまごだよ!カラスとか。

大興奮の男児たちを横目に、女の子のほうは冷静で鋭いですね。

「鳥の卵である!」とあっさり正解を出しちゃって、一瞬ドキッとしました。

しかし、「カラスとか!」と言っちゃうあたりは、なんとも可愛らしかったです(^^)

さすがに鳥類最大の「ダチョウ」は知らないらしく、彼女の知ってるなかでの一番大きな鳥が「カラス」だったのでしょう。

子どもたちが「この得体の知れないデカイものは何だろう?」と、今まで生きてきた8~10年分の経験や知識や想像力をかき集め、頭をフル回転させている様子は、たまらないですね。

この不思議体験や遊びのなかで生まれた疑問から、学ぶことへの興味を抱いてくれたら嬉しいです。

誰に何を言われようが「恐竜のたまごの化石!」と信じている次男の姿もかわいかった。

6歳児の反応は?

あーでもない、こーでもないと論争を繰り広げていると、その声を聞いて、長男も家から出てきました。

事情を説明して、卵をみせるや否や、長男が言い放った言葉は・・・・

兄らぼ
へぇ。
あ、じゃあさ、これ落ちてたところにもう1回行ってさ、
この欠けてる部分の、欠片のとこ、探そうよ!

なんじゃ、そりゃ。

さすがは、レゴ・ブロックやパズルが大好きな長男。

この大きな卵が、何の生物かということには一切興味がなく、パズルのごとく欠けてるパーツを探してはめ込みたいという衝動にかられたのでしょうか。

とりあえず、長男の一言で、「何の卵か論争」は収束を迎えることとなりました。

家に持ち帰って「宝物にする!」といっていた次男は、

その後も、穴に手を突っ込んで遊んだり、

顔だけかくれんぼをして遊んだり、投げたり、落としたり、

最後は、お兄ちゃんと暴れて遊んでいるうちに、潰してしまい・・・・

卵は木っ端微塵に砕け散ってしまいました。

宝物を失った次男は大泣きでしたが、そんな場面でも長男は

兄らぼ
「こっぱみじん」って、粉々になるって意味でしょ?
でも、この卵、そんなに粉々にはなっていないから「みっぱみじん」って言おう?

という意味不明な発言で、またもやその場を収束させるのでした。

めでたし、めでたし?

まとめ

今回のドッキリ、3歳児には大成功でしたが、小学生はまったく信じていませんでした。

でも、あえて最後までネタばらしはしませんでした。

次男は、1年たった今でも「ボク、恐竜のたまご見つけたことあったよね?」とことあるごとに言ってきます。

その思い出が、想像力や豊かな感性の土台になればいいなと思っています。

もう少し大きくなったら、「ダチョウらんど」に連れて行ってネタばらししようかな(笑)

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