ラン活ってなに?

「ラン活」ってなに?失敗しないランドセル選び

皆さんは、「ラン活」という言葉をご存じでしょうか?

私は、長男が小学校に入学した後に知りましたが、長男が毎日「ランドセルが重い、重い」という姿をみて、もう少しいろいろと比べてランドセルを選べばよかったかなと反省しました。

そこで、次男の小学校入学準備を機に、改めて「ラン活」の意味や具体的な活動内容、ランドセルの購入に際してなにをチェックしたらいいのかを調べたのでまとめてみたいと思います。

ラン活とは・・・

ラン活とは『ランドセル活動』の略です。

小学校入学を控えたお子様のランドセル選び、ランドセルを購入するための情報収集や事前準備をする活動のことです。

そう聞いても、はじめ私は

らぼ子
えっ、子どもとお店に行ってランドセル選んで買うだけじゃん?

と思っていて、全然ピンときていませんでした。

長男の時は、本人がランドセルのTVCMをみながら「コレが欲しい!」と言っていたものを、ネットで購入して完了しただけだったからです。

しかしネット注文の際、いくつかの商品はすでに「販売終了」という文字が並んでいて驚きました。

それまで、既製品を買うだけだと思っていたのですが、メーカーによって素材やヘリの色、ステッチデザインなどをオーダーメイドで注文できたりもします。

そうしたオーダーメイド品は、熟練の職人が手作業で一点一点作りこむので、注文が5月上旬には締め切ってしまうのです。

特に「工房系」といわれる高級な素材にこだわり、手作業で少量製造しているブランドメーカーの商品、数量限定の人気モデルもすぐに即完売となる場合があって、年々「ラン活」は激化しているというのです。

人気の高い工房系ランドセルでは、子どもが年中さんの11月頃からランドセル受注を受け始めるところもあるようです。

ですが、個人的には、年中と年長では子どもの身体もだいぶ成長しますし、子どもの好みや流行りのデザインやカラーも変わってくるかもしれないので、あまり早く買うのもどうだろうという気がします。

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購入時期はいつ?

ランドセルの購入時期が年々早まっているといいますが、いつごろ購入したらいいのでしょう?

ランドセルメーカーのセイバン調べのグラフを参考にすると、売り場にランドセルが並び始める5~6月ごろから購入する人が増えはじめ、8割くらいの方が夏までには購入しているといった感じのようです。

我が家も8月に決めました。

でも、3月ギリギリに型落ちして安くなるやつを狙って買ったという節約上手なママ友もいました。

ママ友
ウチは3月まで待って
安くなったやつを買ったよ

多くのランドセル店が、2月〜3月ごろから新年度モデルの情報を発表・公開します。

この時期は、各メーカーのHPやSNSで新作モデル、販売開始日、展示会のスケジュールなどをチェックして情報収集しましょう。

ほとんどのランドセル店が、4月〜5月の間に販売を開始して、展示会も続々と開催されます。

限定モデルなどを狙っている場合は、品揃えが豊富で選択肢が多いこの時期に動いた方がよいでしょう。

5月のゴールデンウィークや8月の夏休みやお盆休みを利用して、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒にランドセル選びをされるご家庭も多いようです。

早めに注文することで「早期割」が受けられるので、夏までに購入することで品揃えもあるなかで割安で購入できます。

3月の型落ち商品などのアウトレット価格を狙ったというママ友の話にもあったように、12~3月ともなると年末のセールや年始の初売りなど、値引きされて安くはなります。

とにかく費用を安く抑えたいという人は、この時期を狙うと良いでしょう。

ただし、秋以降は人気や売れ筋のランドセルはほとんど残っておらず、品揃えがだいぶ減ってしまう印象があります。

子どもが気に入るランドセルがこの時期まで残っているとは限らないので、計画的なラン活をするなら早割を利用するほうが良いと思います。

購入価格は?

ランドセル購入価格 『セイバンHPより』

店頭では、3万円~10万円以上のものまで、ランドセルの価格帯はとても幅広いです。

ただ、あまりにも安いものだと、すぐに買い換える必要がでてきてしまったり、壊れた時などに修理の保証サービスが無い場合があるのでご注意が必要です。

全体としては、5~7万円のものを購入した方が多く、54%を占めているようです。

先にご家庭の予算をある程度決めてから、商品を絞り込むのもありだと思います。

カラーは?

年々、店頭に並ぶランドセルの色のバリエーションは豊富になってきていますよね。

色とりどりで選ぶのが楽しい反面、迷ってしまう原因にもなっているのではないでしょうか。

女の子は赤やピンクのほかパープルや水色、茶などカラフルなランドセルが新しい定番になる一方で、男の子はまだまだブラック(黒)系が不動の人気です。

男の子もシンプルな黒系を選んでいるなかでも、よく見るとステッチの色を赤や青にしていたり、おしゃれな刺繍を入れていたり、アクセントの効いた配色や遊び心のあるデザインが選ばれているようです。

私がラン活でお邪魔したランドセル専門店では、ゴールドのランドセルも男の子に人気ということでした。

また、最近では、モスグリーンやネイビー、キャメルといったシックな色味も人気です。

深みがあって高級感がでるということもあるのでしょうが、性別を問わないユニセックスなカラーということで人気が高まっているようです。

6年間持つことを考えると、可愛すぎるデザインや派手な色は飽きてしまうこともあるでしょうから、高学年になっても飽きない、落ち着いた色味が売れているのでしょう。

カラーやデザインで選ぶ際は、子どもとよく話合った上で、子どもが6年間愛着を持てるランドセルを選びたいですね。

選んだポイントは?

値段やカラー・デザインだけで決めるのもいいですが、まずは店頭で子どもに背負わせてみるのがいいかと思います。

そのときにチェックすべきポイントを5つにまとめました。

1.丈夫さ・型崩れしないか

ランドセルを抱いて軽く押して、丈夫さを確認しましょう。

教科書やノートが入る部分が、使っているうちにぺたんこになると出し入れがしにくく不便です。

型崩れしない、丈夫なランドセルを選びましょう。

2.肩ベルトの調整

売り場で、ランドセルをそのまま背負わせるのではなく、肩ベルトを子どものからだにフィットするように調整してください。

(小学校1年生の平均的な肩ベルトの穴位置は、上から2番目です)

横からみてランドセルの背板と子どもの背中の間にすき間ができていないか、重心が下がっていないかをチェックしましょう。

3.重りを入れて、通学をイメージ

1㎏のランドセルに教科書やノートなどを入れると、およそ2~3㎏を背負うことになります。

小学校1年生の平均体重は男女ともに20㎏くらいなので、バランスが取れなくなってしまうことも。

売り場では重りを入れてランドセルの軽さを比べることができたり、重りを入れた状態でランドセルを背負わせてもらうことができますので、ぜひ背負って重さ比べをしてみてください。

重りがない場合は、500mlのペットボトルなどで代用してもいいと思います。

荷物を入れたときの姿勢が前のめりにならないか、ランドセルが下がっていないかを確認しましょう。

4.反射材の位置

高学年になったときや学童保育で帰りが遅くなったり、夕暮れが早まる冬場の下校時を想定して、反射材がついているかチェックをしましょう。

反射材は、車や自転車のライトに輝くので、事故防止に欠かせません。

どこから当たっても光るよう、前後左右の側面についているか、反射材の位置を確認してみてください。

5.通気性やクッション性

子どもは汗をかきやすいので、ランドセルとからだが密着する背中部分の素材やクッション性は重要です。

背中全面にピタッと接触するのではなく、肩や腰部分が確実にフィットすることが肝心。

通気性や肌触りも背負い比べてみてください。

まとめ

値段、軽いもの・丈夫なもの・皮の品質、機能性、デザインや色…ランドセル選びの基準はご家庭によってさまざまです。

決して安くはないですし、6年間使うことを考えると失敗したくないですよね。

売り場や専門店などに行くと、ランドセル選びの専門家「ランドセルコンシェルジュ」がいるお店もあります。

予算の相談や気になっていることがあれば、気軽にお店の人に聞いてみるといいと思います。

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お子様にとっても愛着が湧いて、背負いやすいもので、親にとっても財布に優しく品質もいいものが、きっと見つかると思います。


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