STEAM教育は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の略称で、これらの要素を組み合わせた学習方法です。
STEAM教育については、こちらの記事でまとめています。
皆さんは、STEAM教育という言葉を聞いたことがありますか? STEAM教育は、アメリカで始まった子供たちの創造力や問題解決能力を育むための画期的な教育法です。 今後10~20年で、約47%の仕事が自動化されて仕事がなくなるとい[…]
ご家庭でもSTEAM教育を取り入れることで、子供たちはクリエイティブな問題解決能力や論理思考力を育むことができますよ。
今回は、お家でできるSTEAM教育の具体的な実践アイデアとおすすめの絵本をいくつかご紹介します。
家庭でできるSTEAM教育
家庭でできるSTEAM教育の方法としては、以下のような活動があります。
1. 実験や科学的な観察
家庭で簡単な科学実験や観察を行うことで、子供たちの好奇心を刺激し、科学に興味を持たせることができます。
2. ロボットプログラミング
プログラミングは最先端の技術です。
オンラインの教材やプログラミングキットを使って、子供たちが自分でロボットを作ってプログラムする体験をさせることができます。
小学生向けのプログラミング教室には、使用する教材やカリキュラムなど教室によっていくつかの種類があります。 オンラインの教室も増えて選択肢が多岐にわたっているので、選ぶのにさらに時間がかかりますよね。 今回は、教室の種類とそれぞれ[…]
3. アートとデザイン
芸術やデザインは創造力を刺激し、表現力を高めます。
子供たちに好きな絵を描いたり、手作りの工作をする機会を提供しましょう。
4. 数学のゲームやパズル
数学を楽しく学ぶためには、ゲームやパズルも効果的です。
数学の概念を学びながら、子供たちが楽しんで学習できるような環境を作りましょう。
実践アイデア例
一見難しそうなSTEAM教育ですが、子ども達には、遊びながら、楽しく学んでほしいですよね。
ここでは、具体的な実践アイデアをご紹介します。
クラフト活動
リサイクル材料を使って、子供たちが自分のアイデアでクラフト作品を作ることができます。
例えば、空き缶を使ってロボットを作ったり、段ボールでロケットやハウスを作ったり。
我が家の長男は、空き箱を渡すとロボットを作り、次男は段ボールのなかに手足をつっこんで自分がロボットに変身して遊んでいました。
子どもの発想力は、兄弟でもそれぞれの個性が発揮されて、見守るのも面白いです。
最近は、ペーパークラフトや段ボール工作のキットも売られています。
親子で作ってみるのも楽しいでしょう。
実験
簡単な科学実験なら家で行うこともできます。
例えば、水を使って浮力や表面張力を実験をするとか。
植物の成長や種の発芽について実験することもおすすめです。
また、最近では100均にも簡単な実験キッドが数種類売られています。
夏休みの自由研究にも使えますよ。
コンピュータプログラミング
子供たちに基本的なプログラミングの概念を学ぶことができるゲームやアプリがあります。
ScratchやTynkerといったプラットフォームを利用することで、子供たちは自分自身でゲームやアニメーションを作成することができます。
【おまけ】おでかけしよう
休日に物館や美術館へでかけて、展示作品にふれることもSTEAM教育のひとつです。
沖縄にできたチームラボの体験型施設は、まさにSTEAM教育がつまった空間でした。
体験レビューは、こちらの記事から。
那覇市の「Tギャラリア沖縄 by DFS」にオープンしたチームラボの常設展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 沖縄」に行ってきました。 今回は、できたばかりのこのフォトジェニックな施設のご紹介しようと思います。 チームラボ 学ぶ!未来[…]
まとめ
STEAM教育といっても難しく考えず、家庭でも遊びとして取り入れられるものばかりです。
自然のなかでたくさん遊ばせ、遊んでいて、子どもが興味を持ったもの、気になったことを図鑑や本で調べ、観察する。
気づいたことをまとめたり、絵に描いたりすることで、体験や知識がリンクしてさらなる探求心にもつながります。
家庭でもできるSTEAM教育で、子ども達の「自ら学ぶ力」を引き出してあげたいですね。