2~3歳の子どもは、自我の芽生えの時期といわれ、「何でもイヤイヤ言う」、「何でも自分でやりたい」など要求がはっきりしてきます。
自己主張ができるようになるということは、成長の証でもあるのですが。
それに付き合う親のほうは、イライラして疲れてしまいますよね(;^ω^)
そこで、今回は、心理士の資格を持つ著者が実践してきた方法を書いてみたいと思います。
合わせて読みたい「歯磨きを嫌がるときの対処法」はコチラ👇
子どもが歯磨きを嫌がって泣く、仕上げ磨きもなかなかさせてくれない・・・ お子さんの「歯磨き問題」に悩んでいるお母さんは多いと思います。 らぼ子 でも、虫歯にはさせたくない! 乳歯は生え変わると[…]
前もって予告する!
子どもが親の思い通りに行動しないのには、わけがあります。
親は、自分の頭の中で、今日1日のスケジュールやこの後のやるべきことの計画立てて、「何時にはお家を出て、何時までにはこれをして、何時には帰宅しよう」と考えて行動していますよね。
そのスケジュール、事前にお子さんに伝えていますか?
おそらく、朝はバタバタと忙しくて「早くごはん食べなさい」「早く着替えなさい」というその場その場の指示だけになっていることが多いかもしれません。
その場合、親が家を出る直前の時間になってから「さぁ、そろそろ出発のだから準備しなさい」と言っても、子どもの側からしてみたら、家を出発する準備どころか心の準備もできていない、ということがあります。
毎朝同じ時間に決められたことをする場合であっても、
7時15分までに朝ごはん食べてね。
子どもの気持ちを受け止める
「それは、ダメ!」といった否定や拒絶の言葉は、子どもとの信頼関係を損ねてしまいます。
でも、今日は夕飯のおかずだけ買いに来たんだ。
お菓子は、また今度買おうね。
どうしても、子どもの「こうしたい!」という要求に応えられないときは、「そうだね、わかるよ」と受け止めつつ、「でもね…」と、できない理由を説明してあげます。
もし、子どもが「買って、買って」とかんしゃくを起こしたり、ひっくり返って泣いたりしても「今日は買わない」と伝えてあるときは、絶対に買い与えないでください。
このとき、親は周りの目も気になって、ついつい仕方なくお菓子を買い与えてしまいがちですが、「ひっくり返って泣いたら買ってもらえた!」ということを学んでしまった子どもは、「また次も買って貰えなかった時は、ひっくり返ってダダをこねたらいいんだ!」ということを学んでしまいます。
親が、子どもの要求に屈しない態度が肝心です。
こうした場合でも、先述の通り「事前に予告する」しておくことをオススメします。
お店に入る前に「今日は、お菓子は買わないよ。お菓子買って~ってダダをこねたらお店を出るからね」と事前に伝えておくと良いと思います。
「選択肢方式」を利用して、自分で選ばせる
これからお出かけするというときに、なかなか着替えをしてくれないとか、靴を履いてくれない時、親は「早く服を着なさい!」「早く靴、履きなさい!」と叱ってしまいがちです。
そんなときは、着替えを2セット用意したり、靴も2パターン用意するなど、選択肢を増やして、子どもに自分自身で選ばせるとよいでしょう。
時間がないときは、必殺奥義のカウント10方式!
- 事前にスケジュールを予告する。
- 子どもの気持ちを受け止めたうえで、理由を伝える。
- 選択肢を与える。
こうしたことが、わかっていてもできない時もありますよね。
朝、会社に遅刻しそうなのに子どもが保育園に行く支度をしないとか、時間に余裕がないとなおさらです。
そんなときは、最終奥義「必殺!カウント10方式」が効果的です。
「早く着替えさい!」という代わりに、ゲーム感覚で次のような声掛けをしてみて下さい。
10、9、8、7、・・・
この必殺奥義は、夢中になっている遊びを終了するときやお風呂に入る時間、グズグズ、ダラダラしがちな子どもの行動にメリハリをつけたいときなど、割と年齢が大きくなってからも応用が利きます。
負けず嫌いなお子さんには特に効果的です。
まとめ
1つのパターンだけでなく、いくつかのパターンを頭に入れておくことで、場面に応じて「今は”選択肢方式”を示してみようかな」とか「時間がないから、カウント10方式を使おう」と使い分けしてもらったらいいかなと思います。
今回ご紹介したものは、イヤイヤ期に限らず、子どもが小学生にあがってからも、、また発達凸凹で困り感あるのお子さんに対しても幅広く使えるものです。
お子さんの性格や場面にあった声かけが分かるようになれば、子育ても楽しめるようになると思います。
歯磨きを嫌がるときは、こちらの記事も合わせてお読みください。
子どもが歯磨きを嫌がって泣く、仕上げ磨きもなかなかさせてくれない・・・ お子さんの「歯磨き問題」に悩んでいるお母さんは多いと思います。 らぼ子 でも、虫歯にはさせたくない! 乳歯は生え変わると[…]